NO.34 娘の帰省と親子喧嘩 2023年8月22日
お盆に娘が青森から帰省しました。大学生は9月末までの長い夏休みです。夫は数日前からそわそわ、ウキウキして「もうすぐ帰ってくるよ~」と、娘の推し猫に毎日話しかけていました(笑)。日々自炊してきた娘が食べたいもの1位に挙げたのがお寿司でしたので、夕方JRで到着したその足で回転寿司に行き、3人で思う存分食べてきました。次にギョーザ、かぼちゃの天ぷら、カレーライスと娘のリクエスト献立が続き、作る方も張り合いがあります。と思うのも最初の10日間。暑さの中、毎日の食事に頭を悩ませています。夫と二人ならば少々手抜きでも平気ですが、せめて帰省している間だけでも栄養のあるものや自分で作れない料理を食べさせてあげたいと思うのが親心。よし、頑張ろうっと思う日々です。
夏休み中に行きたい所へ連れていってあげたい、プチ家族旅行もしたい。ガールズトークしながらショッピングもしたい。と、つい欲張ってしまいます。娘は娘なりに友達や高校の先輩、後輩に会う計画を立てているのでスケジュール調整が必要で、夫婦二人の生活にもメリハリがつき、自然と心も体も弾んでいます。
我が家は話題に困らず、何でもよく話をする家族です。一人暮らしをして娘も大人になり、娘の個性や考え方、価値観などを尊重し、成長と共に親子喧嘩が減りました。以前は部屋が散らかっているとか、朝寝坊・夜更かしするとか、口のきき方や態度が悪いとか、些細なことがきっかけで口論になったのに。親があれこれ口出しする必要が少なくなってきたのだと実感しました。
一方、母と喧嘩することが増えました。私が思うに母は強情っぱりで見栄っ張りです。そして今の母の心を占めているのは「人に迷惑をかけないで生きる」こと。私が掃除や片付けに手を貸そうとすると、「大丈夫、一人でやるから」と断られます。85歳と高齢であり、昨年末右腕を骨折したこともあって、娘としては何か手助けできることはないか、困っていることがあれば解決してあげたい、少しでも親孝行になればと思います。ところが一度は承諾して話を進めると、「しなくていい」と固辞するのです。
先日も居間のカーテンの洗濯とレンジフードの掃除をしたいというので、帰省している娘と一緒に作業し、母娘孫の三世代で楽しく食事をしようと提案しました。最初は「いいね」だったのに、結局断られました。「ホームヘルパーさんとか、〇〇さん(ご近所)にお願いする」と言い出します。「どうして私がすると嫌なの?」と聞くと、「迷惑かけたくない。やれることは自分でやるから」の一点張り。他人には“仕事”として依頼できるけど娘の世話にはなりたくないと受け取れます。「なぜそこまで意地を張るの」と喧嘩になりました。押し問答の後、返ってきた言葉が「アンタが私の年になったら分かる。とにかく好きにさせて」。生きている間は平行線。虚しくなりました。母と私の口論を目の当たりにした娘を泣かせてしまい、心が痛みました。母には母の信条、生き方があり、娘とはいえ、そこに介入するのは余計なお世話であり、迷惑なのだと。母の意思を尊重し、私も我を通してはならないと痛感しました。
猫たちはたまに喧嘩します。くつろいでいるところを急に猫パンチして喧嘩をふっかけ、「シャー」と威嚇して逃走します。大人しいモモに猫パンチするのは末っ子のチャコで、そのチャコが恐れているのがりんで、あまり近寄りません。りんに猫パンチできるのはモモです。どのような理由で上下関係ができるのか不思議です。
居間に猫直列ができました。上からモモ、チャコ、りん