猫ぐらし2 ねこったけ家族

愛猫3匹との日々を紹介します

NO.33  ヤーヤード~! 弘前ねぷた祭り          2023年8月6日

 8月1~7日まで開催の弘前ねぷた祭り。初日に初めて見てきました。青森ねぶたと違い跳人(はねと)がいないので派手さはありませんが、太鼓と横笛(篠笛)、手振り鉦のお囃子が心地よく響く中、夏の夜に浮かび上がる勇壮な扇ねぷたをじっくり眺め、300年以上も続く歴史ある祭りに酔いしれてきました。青森ねぶたが威勢の良い「ラッセーラ」の掛け声なら、弘前ねぷたは「ヤーヤードー」です。お腹の底から湧き上がるような野太い声が沿道の観衆を盛り立ててくれます。

 というのも祭りで娘が篠笛を吹いたのです。白いさらしに紺の法被姿で練り歩いていました。中・高校時代は吹奏楽部でフルート担当でしたので、わりとすんなり篠笛が吹けたそうです。娘は「さらしはぎゅうぎゅうで苦しかったよ~。みんな万歳して倒れないよう足踏ん張って、先輩方に巻いてもらったの」と、初めての衣装合わせに仲間と共に大爆笑だったそう。

 最初から見物しようと、駅前からねぷた運行スタート地点を目指しました。午後5時半には会場に張り付き、景気づけの津軽情っ強り大太鼓の迫力ある演奏や主催者・来賓あいさつ、出陣式などを見学しました。初日は出場63団体中、33団体が運行し、提灯や金魚ねぷたを手にした保育所・幼稚園の子供たちや小中学生、町内会や職場団体など次々と登場します。次第に周りが暗くなり、勇壮な武者絵と美人画が煌々と浮かび上がって幽玄な世界です。審査員席前ではねぷたをぐるりと回して前後の絵(鏡絵、見送り)を披露します。大きなものでは高さが約8メールあり、運行する際には台座が昇降する仕掛けになっていて電線下を潜り抜けます。企業の特色を生かしたねぷたもあって目を引きます。

 沿道から必死で娘に手を振ったら気づいてくれました。約800mの商店街をねぷたと一緒に歩きながらずっと笛を吹き続けていて、4カ月ぶりに会う娘にちょっと胸が熱くなりました。この日、約4時間半かけて弘前に到着し、娘と会話したのは5分程です(笑)。夫は「え~もういっちゃうの」と嘆いていました。翌日はリクエストされた買い物(果物やアイスなどの食料品)を済ませ、娘のアパートへ。部屋は案外きれいに片付いていましたね。キッチン周辺はごちゃごちゃでしたけど(私の査定は厳しいよ)。学期末テストがあるとかで、久々のおしゃべりもそこそこに親子で学生食堂に行き、ランチしてお別れしてきました。ここでも夫は名残惜しそうに娘の背中を見送り、「祭り期間中にテストするなよ」とグチってました。もうすぐ夏休みで帰省するのにね。

 さて今回の1泊2日の旅では、キャットシッターを義妹に頼みました。猫は1泊程度なら留守にしても平気なのですが、ここ数日私の住む地方も異常な猛暑です。7月末に30℃超えが4日連続あって、地元気象台によると7月に4日連続真夏日は1923年からの観測史上初だそうです。真夏日は例年2、3日なのに、今夏は既に6日(とはいえ31℃は超えていない)。猫たちも涼を求めて床に寝そべり、風通しの良い階段や玄関近くに落ちている感じです。ゆえに1日猫の様子見をお願いしました。義妹の話では取り替えた水に氷を入れ、ご飯皿にカリカリを足し、トイレもキレイにしたのに1匹たりとも姿を見せなかったとか。無礼な猫たちです(警戒心ありありだったよう)。いつもならお留守番の猫たちを心配して、早く帰ろうと気が焦るのですが、今回は義妹のおかげで余裕をもって帰路につきました。弘前お土産はラグノオささきのお菓子です。パティシエのりんごスティックやカスタードケーキ「いのち」も好きですが、推しは「ポロショコラ」。チョコの濃厚&ビターな甘さがコーヒーとマッチして幸せな気分に-。

      

    「ヤ―ヤード―」の掛け声が妙に気に入りました。最前列は有料席

 

 

暑さで猫もダウン。床に落ちてます。   ラグノオ「ポロショコラ」大好き❤