猫ぐらし2 ねこったけ家族

愛猫3匹との日々を紹介します

   № 27    愛しのおやつタイム          2023年6月8日

 

 娘が家を離れ、19年ぶりに夫婦2人暮らしになって2カ月が過ぎましたが、未だに生活リズムがつかめずにいます。ふと暇な時間があると、「あれ、なにしてたっけこの時間」みたいに思考が中に浮いてしまうことが多々あります。吹奏楽部に所属していた娘の中・高校6年間は平日はもちろん、土・日曜日も部活と模試(高3年時は夏休み後からほぼ毎週のようにありました)の送迎に追われました。中学時代はコロナ前だったので定期演奏会や音楽会をはじめ、顧問の教諭が「オファーは基本断らない」と地域のイベント等で演奏する機会が多く、その都度会場へ夫と母とで出向き、娘の活躍を応援してきました。娘は部活にどっぷり浸かって仲間との絆を深め、好きな音楽に没頭し、たくさんの写真の中に熱い思い出があふれています。

 お弁当作りもオール1週間ということもあり、食料品の買い出しもこまめにしなければなりません。仕事、家事・食事作り、買い物、送迎と時間をうまく使い分けることが必要で、いつも時計を気にして過ごしていました。今はお弁当作り(夫と自分だけなら手抜き)も食器洗いも洗濯も、食料品の買い出しも減り、ぽっかりあいてしまう時間帯ができるのです。手持ち無沙汰の日々に慣れないでいます。

 そんな中、長年の生活リズムで変わらないのがおやつタイムとお昼寝(夕寝)です。大人なのに?と思われるかもしれませんが、わが家必須のルーティンです。娘が小さい時は3時におやつを食べ、2人でお昼寝です。娘は夜泣きが3歳まで続き、昼寝しないと私の体力が夜まで持たないのです。小学生になると学校から帰っておやつを食べながらその日の授業や友達のこと、学校での出来事などをおしゃべりしました。これが幼稚園から続く私の一日の楽しみで、娘も帰ってくるなり「今日事件あった!」と色々なことを報告してくれます。

 中・高校生になると勉強や進路のこと、友達付き合いや部活の悩みなど話題は豊富で時に複雑です。一時、クラスの友人関係に悩んでいた頃には泣きながら話すこともあって、大したアドバイスをしてあげられなかったと思いますが、心の内を吐き出してしまうと楽になるのでしょう。お菓子をパクつき、ひと眠りすると案外スッキリした顔をしていたので、娘なりに気持ちの整理ができたのだろうと安堵するのでした。

 朝早く出勤する夫が夕方に帰宅して合流することも多く、ひとしきり家族でおしゃべりした後、みんなで夕食前まで寝ます(夕食準備を済ませておきます)。スィーツ作りは苦手なので、休日はシュークリームや串団子、たい焼きを定番に、クッキーやチョコ、おせんべい、ポテトチップスと買いそろえていました。

 シニア夫婦2人なら食べる量も減っていいはずですが、なにせ夫は食べることが好きで、甘党。今も常備しています。互いにその日の出来事や仕事の話なんかを報告し、夕寝します。一人暮らしの娘も授業のない日は同じように夕寝習慣を継続しているようです。今思えば娘とのおやつタイムは愛おしく、年齢と共に娘の心の成長を知ることができた、かけがえのない時間でした。また一緒に美味しいお菓子を食べながら、たくさんおしゃべりしたいなぁ。そういえば“恋バナ”は一度もなかったね?

 人間が寝る準備を始めると猫たちもわらわらと動き出し、それぞれの飼い主(下僕)の布団に入ってきます。チャコは娘のベッドへダイブ。モモは夫のお腹の上。りんは最近ようやく私と一緒に寝るようになり、本来、孤高で用心深いのです。今はチャコが夫の布団に我先にと潜り込んでいきます。そのためドンくさいモモが端っこ追いやられ不満げな表情です。夫が起きると後追いするモモ。りんは途中で飽きるのかいつの間にか猫タワーの寝床へ戻っています。チャコは布団を引っ剥がされても居座り、往生際が悪い。寝る子は育つ。チャコは丸々と太り(許容範囲)、わが家3人ともめったに風邪をひくことなく、丈夫です。

             

       

       昼寝用の肌掛けを出すと、待ってました!とチャコとモモ

        

       

       りんは私のお腹の横で丸くなって寝てくれます。温かいよ~♪