猫ぐらし2 ねこったけ家族

愛猫3匹との日々を紹介します

NO.31   銭湯の戦略                 2023年7月20日

 体重計を新しくしました。以前の体重計は20年以上使い、重たくて、時々足指を角にぶつけて痛い目にあう年代ものです。新しいのは重さ650グラムと軽く、デジタルの数字が大きくて見やすい。木目柄で何より見た目がおしゃれです。

 なぜ体重計を新調したかというと、母が右腕を骨折し、退院後は車で市内の温泉銭湯に長いこと通っていました。実家の風呂場は二人で入るには狭く、頭髪や身体を洗ってあげるにも不便だからです。銭湯は洗い場も湯船も広々として、ジャグジーや露天風呂、サウナもあります。母と二人たっぷり1時間長湯した後に体重を図りますが、自宅で計るより少ないのです。長風呂効果で「痩せたんじゃない?!」と嬉しくなって帰宅します。

  確かに今年の春先まで母の通院や買い物、銭湯通いが日課となり、加えて娘の大学受験、入学・引っ越し準備に追われて息つく暇もなかったので、それで体重が減ったのだと思いました。古い体重計だから計測が不正確になったのだろうと、新調したのです。

 先日も母といつもの温泉銭湯に行き、たっぷり長湯して体重計に乗りました。やっぱり減っています。すると、居合わせた客が「この体重計は最初から1キロ少なくなるよう設定してあるんだよ」と教えてくれました。え~!それって経営側のサービス?銭湯入ったら痩せたーって女性客を喜ばせる戦略?母曰く「そうだと思ったよ。だって退院後ビールはいつも通り飲むし、食生活変わってないもん」とか。自宅の体重計は壊れておらず、新調する必要はなかったのです(笑) 。

 試しに猫3匹の体重を測ってみました。猫を抱えて体重計に乗り、表示された数値から私の体重分を引きます。太めのチャコは5キロ。りんは4キロ、モデル体型のモモは3キロ。猫の標準体重は個体差や品種によって違うので一概に何キロとはいえないのですが、一般的に3~5キロが目安だそう。見た目ではりんは標準、モモは痩せすぎ、チャコはお尻周りに脂肪がつき、ぽってり体型です。 

 重量級のチャコが階段を駆け上がる音はけたたましく、床からジャンプして箪笥の上を目指す際は、後ろ足を引き出しに引っかけながら「ドカッ」と登ります。どこも痛々しい爪痕だらけです。降りる時も騒がしく、しかも箪笥が夫の枕元近くにあるので夜中にやられると確実に目が覚めます。

 本州では命にかかわる酷暑が続いていますが、こちらは毎日23~25度と涼しく、今日までの最高気温は28.6度、30度超えの真夏日は1年に1、2回あるかどうかです。人も猫も夏バテで食欲減退ということはなく、肥満だと猫も糖尿病や呼吸器疾患、膀胱炎などにかかりやすいそうなので、チャコは要注意です。娘に「体重計いる?」と聞いたら、「欲しい」と即答。一人暮らしで日々何を食べているのかと心配すると、送ってくる食事写真は麺類が主で、ゆでたパスタやうどんに混ぜるだけの具材が重宝しているようです。そこへ生や温野菜をトッピングしているのでエライ!体重計あげるけど、無理なダイエットは禁物だよ~。

使っていない暖房機の上は冷たくて、りんのお気に入り。 ぽってり体型のチャコ。