猫ぐらし2 ねこったけ家族

愛猫3匹との日々を紹介します

NO,45     誕プレ大作戦2 Kさん         2023年12月6日

 

 遅れましたが、11月末は娘の19歳の誕生日でした。例年、娘の好きな唐揚げなどを作り、家族でケーキを食べて、ささやかにお祝いしていました。今年のプレゼントは何がいい?と聞くと、「座椅子が欲しい」というので、ネットでサイズや色を吟味して注文し、青森へ送りました。折しもブラックフライデー真っ只中で、商品値引きに加え送料無料とラッキーでした。ちょうど部屋に収まり、「座り心地もいいよ~」と喜ばれました。夫は「あともう1点」と、地元店で極暖ルームソックスを選び、レターパックで送るならば隙間を埋めるべく、私がお菓子やレトルトの豚丼(帯広名物)を詰め、誕生日カードを添えて贈りました。要は夫も私も親バカです。娘はテスト期間中で、誕生日当日は徹夜明けの体調不良で、学食で好きなご飯を食べたものの、ケーキまでは手が出なかったとか。それでも大学の友人から「おめどう!」の声をかけてもらい、嬉しい一日だったようです。

 思い起こせば、これまで数々の誕プレを選んできました。子の成長に合わせて、おもちゃや文房具、家電、洋服などなど。翌月にクリスマスを控え、ダブらないよう品選びには頭を悩ませました。同級生や部活の先輩・後輩からのプレゼントも年齢と共に、ノートや鉛筆、消しゴムなどの文具セットからリップやハンドクリーム、ヘアアクセサリーなどコスメや服飾雑貨などに変化し、今どきの若者のセンスに感心していました。

 昨年まで毎年、娘に誕生日プレゼントを送ってくれた方がいました。その方、Kさんは30年以上前、新聞記者時代に知り合った女性で、「女の雑記帳」という読者欄によく投稿していただきました。「女の雑記帳」は様々な世代の女性が日々の暮らしや家事・育児、趣味や家族のことなど自由なテーマで書いてもらうものでした。社内に女性記者が1、2人しかいない時代に担当し、若かりし頃、投稿文から垣間見る様々な女性の人生談に笑ったり泣いたり、心和ませたり、自分の知らない世界や人生観を教わる場でした。投稿者のKさんは退職後も年賀状のやり取りはしていましたが、面識はありません(Kさんは私の顔を知っていても、私は会ったことがないのです)。娘が2、3歳の頃からだと思います。Kさんから毎年誕生日プレゼントが届くようになりました。手作りの巾着袋や古着のジーンズを再利用して作った手提げバッグは幼稚園や小学校で大活躍しました。文具や小物雑貨には猫柄や吹奏楽部に所属していたので楽器や音符のイラストがついたものも多く、娘の好みを考えて選んだであろう、どれも心のこもったものでした。娘も毎年、心躍らせて包みを開け、「わぁ!かわいい♥」と叫んでいました。お返しに、地元作家さんの手作り品をクリスマスに贈り、ショップを回って選ぶのが、年末の私の楽しみでした。

 ある年、娘が出場するクリスマスの吹奏楽演奏会のチケットを送りました。観客や出演者でごった返す会場で、「〇〇ちゃんでしょう?」と娘がKさんに声を掛けられました。年賀状の写真で顔を覚えていたのでしょう。娘は興奮気味に「クリスマスの奇跡だよ!」と話し、念願だった“あしながさん”と感動の対面を果たしました。残念ながらその場に私は居なかったのですが、翌年、部活の定期演奏会のチケット(座席指定)を送り、ようやく私もKさんに会うことが叶いました。感慨無量。あらためて感謝の気持ちを伝えたのが精いっぱいでした。人と人とのご縁、めぐり逢いとは不思議なものです。大事にしたいと思います。Kさんは60代後半(?)、ご主人と息子さんの3人家族です。

 さて、一足先に猫たちへモコモコ冬仕様のベッドをクリスマスプレゼントしました。旧ベッドと並べて出窓に置いたら、日替わりで3匹が入れ替わって寝ています(時々、争奪戦)。気に入ってもらえたようです。クリスマスの御馳走はマグロ缶にするね。

            

             

            リクエストに応えて贈った座椅子

       

        

        右が新しいベッド。この日はりんが寝っぱなしでした

 

          

   前回ブログでハラスメントについて書きましたが、わが家は日々、ネコハラ。

   この状態でよく夫も在宅ワークができるなぁと感心します。