猫ぐらし2 ねこったけ家族

愛猫3匹との日々を紹介します

NO.63  絶景と絶句、年には勝てぬ弘前旅行      2024年5月16日

 

 1泊2日で弘前へ行ってきました。北海道新幹線の改札は、無事にスマホタッチで通過できました。IC活用に感動、安堵したのもつかの間、20分ほどの待ち時間でコナンファンの娘から「駅スタンプをしてきて」というミッションに挑戦しました。只今上映中の「名探偵コナン100万ドルの五稜星」の中で、コナン君が新函館駅のスタンプ台紙を手にしているシーンがあって、その台紙を求めて一度改札を出て観光協会でもらい、駅内3か所のスタンプを押してきました。新作映画は函館の五稜郭が舞台で、駅のあちこちに映画のポスターを見かけました。札幌⇔函館間の特急北斗は特別仕様として2車両の車外に劇中キャラクターのラッピングが施され、車内アナウンスではコナン君が映画をPRしています。私たちが乗った車両は特別仕様ではなかったのですが、コナン君役の声優さんのアナウンスは聞けました。

 娘と弘前駅で待ち合わせをし、昼食後に弘前城を散策してきました。追手門から本丸までの沿道はほとんどが桜の木で、娘の「どこ見ても桜で凄かったよ!」の言葉通り、満開の頃はさぞかし圧巻だろうと想像しました。現在、弘前城は石垣の工事中で天守は移設されていますが、中には入れます。狭くて急な階段を上り(背が高く大柄な外国人には窮屈かな)、天守から眺めると遠くに岩木山が見えます。たくさん写真を撮って城を後にし、国登録有形文化財の旧第八師団長官舎を改装したスタバで一休み。旧市立図書館やねぷた展示館、土手町商店街を見て回りました。最高気温が27℃で、好天に恵まれました。

 夕食は弘前駅まで歩き、居酒屋で済ませました(私がビール好きなので)。鶏のから揚げ(北海道ではザンギという)、餃子、チャーハン、焼き鳥(私の住む街では焼き鳥といえば豚串。ここでは鶏でした)等々、わさわさと食欲旺盛な夫と娘の胃袋に吸い込まれました。ホテルはツインの部屋に簡易ベッドを入れたので狭いのですが、親子3人おしゃべりが尽きず12時近くに就寝。翌朝も良い天気で、最上階(13階)の会場で朝食をいただきました。岩木山が目前に迫り、市内を一望できる大迫力のパノラマでした。大食の夫は朝食も山盛りで平らげていました。

 ここまでは順調でした。寄る年には勝てません。前日かなり歩いたため夫の腰痛が悪化。スーパーで食料品を買い込んで娘のアパートに向かう途中、何度も立ち止まり、相当痛かったようです。それでも部屋の古くなった蛍光管を取り替えるため、徒歩でホームセンターへ買い出しに行き、なんとか鎮痛剤でしのいでいました。「旅は若いうちにするもんだね」と夫。翌日病院に駆け込み薬を処方してもらいましたが、しばらくかかりそうです。

 私はというと、スーパーで買った肉や野菜、果物、プリンなどを冷蔵庫に突っ込み、リクエストに応えてハヤシライスを作ってきました。昔ながらの狭い台所に立つと、シンク内やガスコンロ周辺、食器洗いトレーなどの汚れや鍋の焦げが目に付きます。まずは掃除からです。コンロそばに調味料容器が並び、砂糖、塩の隣にコーヒーのような茶色い顆粒がありました。え、まさか!?正体は変色した「だしの素」でした。ほとんどみそ汁を作らず、インスタントで済ませていたそう。他にガサ入れしたら賞味期限切れのクリームシチューのルー、ソースも出てきて廃棄してきました。娘よ、あなたの「女子力」を料理にも注いでくれ。嘆かわしいやら呆れるやら、笑うしかない。もう少し料理を教えるべきだったと後悔しましたが、かく言う私も結婚するまで料理は一切せず、30過ぎても母親にお弁当を作ってもらって仕事に行っていたので偉そうなことは言えません。いつの日か結婚決まったら特訓だね(笑)。

 旅先で「母の日」を迎えました。絶景あり、絶句あり、ハプニングありで親子3人、楽しく過ごせたことが何よりのプレゼントでした。義妹に1日キャットシッターを頼みましたが、猫たちはお礼も言わずに身を隠し、逃げ遅れたモモだけ見かけたそう。ご飯やトイレの世話をしてくれたのに恩知らずな猫たちです。

訂正:前回のブログ62で札幌のライラックまつりは6月と書きましたが、5月15~26日の開催でした。

       

  

         

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