猫ぐらし2 ねこったけ家族

愛猫3匹との日々を紹介します

 

NO.51  推し活、命!                  2024年1月23日

 

 「毎日、吹雪吹雪、氷の世界♪」(井上陽水)ではないけれど、降っては解け、また降り積もり。雪かきに追われてブログを書く体力が消耗していました。年末年始帰省し、たっぷり2週間、3食昼寝付きの上、手土産(初売りでゲットした服や食料品)をスーツケースに詰め込み(持ち上げられない💦)、娘は弘前に戻りました。見送りをして駅から出て振り返ると、夫は出発した列車に向かって両手を振っていました。ホント男親は娘に弱い。すぐ春休みがくるのに、2人で食事をしていたら「こんなに静かだったっけ?」と、しんみりつぶやく始末。娘がいると食事の支度は倍増だし、買い物に付き合い、なんやかんやで忙しい思いをしたけれど“私だってちょっとは寂しいのだから余計なこと言わんといて”と思います。

 娘はSixTONES(ストーンズ)の大ファンで、ファンクラブに入り、昨年4月東京ドームコンサートに初参加してきました。「田中樹」担で、出演するテレビ・ラジオ番組、ドラマ、雑誌などはチェックを欠かさず、推し活、命の日々です。2月からのSixTONES4大ドームツアーに向けて、娘は大学で親しくなった推し活の友人とチケット予約を申し込んでいました。東京、名古屋、大阪、福岡のうち3会場に2人で16通り申し込みましたが、娘は全滅。高倍率で1度当選すると、次はなかなか当たらないそうです。

 友人が大阪公演に当たりました。初だそうです。ところが、その両親が「地震があったばかりで危険」と反対。友人は何度も親を説得して行かせくれるよう懇願しましたが、親の意思は固く、ツアー参加を断念しました。2人で号泣したそうで、娘は「何も手につかない」と茫然自失の日々。どうやら地震だけが反対の理由ではなさそうですが、一番悲しんでいるのは当選した本人です。友人と会っておしゃべりをして励まし合い、旅行でもしようと2人立ち直ったようです。あらためて娘は「友達って大事だね。2人で笑って元気になった」と話していました。コンサートを逃したのは残念だったけど、良い経験を積んだね。

 私自身、アイドルなど誰かの熱烈なファンになった経験はなく、娘の熱の入れように???の時もあります。でもいつの間にか私もSixTONESの活動を気に掛ける毎日です(笑)。私の中学生時代は“たのきんトリオ”(田原俊彦近藤真彦野村義男)が全盛期で、クラスでもトシちゃん、マッチ、よっちゃんファンに分かれていました。当時の音楽番組「ザ・ベストテン」の話題で昼休みは盛り上がり、ピンクレディーキャンディーズも人気絶頂だったので、教室の教壇をステージに振付を真似して踊る子もいました(運動音痴の私はまったく覚えられなかった)。そういえば大人っぽい女子に「ベイシティローラーズ」ファンがいて、学校をサボって札幌のコンサートに行き、担任に大目玉を食らっていました。高校になると、フォークやロック、洋楽とジャンルが一挙に広がり、浜田省吾長渕剛オフコース中島みゆき松山千春、クイーン、ディープパープル等々、様々な音楽があふれていました。学校祭でバンドを結成して演奏すると、クラスメートの意外な一面を知り、一躍ヒーローでした。部活(美術部)の先輩に甲斐バンドを勧められ、ハマりました。初期の曲で「きんぽうげ」「そばかすの天使」「翼あるもの」が好きです。昔の歌詞には物語があり、その世界観に惹かれました。

 どちらかというとアニメ・漫画好きでした。中学校時代は宇宙戦艦ヤマト銀河鉄道999機動戦士ガンダムが大流行。雑誌「アニメージュ」を購読していました。漫画は池田理代子竹宮恵子萩尾望都。新刊が出ると、即本屋へ買いに走りました。男装の麗人(オスカルやユリウス)に憧れ、当時、少女漫画界で衝撃だったボーイズラブ風と木の詩」にドキドキし、今は40年ぶりに続編が始まった「ポーの一族」を楽しみにしています。「はいからさんが通る」や「パタリロ」「マカロニほうれん荘」も愛読していました。私もしっかり“推し活”してたね。200冊を超えた蔵書の大半はリサイクルショップで売り、好きな作品だけ手元に残しています。

 娘の推し猫チャコは娘が弘前に戻ってから一時、食欲が失せ、引きこもりでした。時々2階の娘の部屋の前に座っていました。やっぱ寂しかったのね。今は復帰して夫や私に寝返って、うっかり八兵衛(出:水戸黄門)ならぬ、ちゃっかりチャコです。

    

       

       エドガーやアラン、メリーベル。どの登場人物も愛しい。

       

    ソファ占拠。真ん中の膨らみはソファカバーの下に引きこもるチャコ。